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2011年 06月 15日
この家へ行くには 鎌倉によくある細い路地を通ります。
その路地の細さは 部分的にはすれ違いにも気を使うぐらい。 しかし その細さは長い年月を経た住宅地の証であり それは 街に緑が多く育っていることの証でもあります。 この家のまわりもそう。 路地の足下に目をやれば 目立たないけれど可愛らしい草花が目に留まります。 そのような印象をこの家にも連続させたいと考え 奥の庭へと視線の抜ける玄関とし アプローチまわりの植栽を施しました。 ![]() 村田淳建築研究室 2011年 06月 08日
リビングを家の中のどこにするのか。
家の要になる部屋ですので とても大切な場所です。 その位置は いつも決まった答えがあるのではなく 立地状況や望む暮らし方によっても変わります。 細い路地に面した30坪の敷地。 大きさは限られますが 庭も取れる広さです。 ですが その立地状況から想像できるように周囲には住宅が建て込んでいます。 だから さんざん考え悩んで迷った末に 庭とつながった1階ではなく 陽当たりに優れた2階をリビングとしました。 それでも やはり緑を楽しむ暮らしは諦めたくないもの。 そこで 路地に面して大きな窓を設け 緑を借景として取り込みました。 庭の緑は楽しめませんが 周辺の状況を丁寧に読み込むことで このようなかたちで緑を楽しむことも出来ます。 2階のリビングの利点はもうひとつ。 屋根のすぐ下なので 立体的な空間をつくりやすいこと。 「く」の字型の平面がもたらす効果か 変化のある明るいリビングとなりました。 ![]() 村田淳建築研究室 2010年 08月 09日
リビングから ダイニング越しにキッチンを見ています。
一日の時間のうち料理や後片付けにかける時間は多く ひとり黙々と作業をこなすのは 単調で少し寂しいもの。 だから 家族と会話が交わせたり 庭の緑が眺められるように リビングとひとつながりの空間として キッチンの位置を定めています。 リビングから見ると 作業スペースは隠れて手元より上だけが見えます。 だから 多少のモノが出ていても乱雑に見えません。 そしてこの家は キッチンから出られる外部のサービスヤードがあり 毎日のゴミを外のゴミ箱に入れ 収集日には直接外に持ち出せます。 気兼ねなく暮らすための工夫を 重ねています。 ![]() 村田淳建築研究室 2010年 07月 07日
玄関は 家の顔となる大切な場所。
だからと言って 肩肘を張って立派にする必要はないと思いますが さりげなく 楽しめる場所にしたいと思います。 この家の玄関は 吹き抜けの階段と一体になっていて そして 中庭に大きなガラスで面しています。 玄関扉を開けると まず目にはいるのはモミジを植えた北庭。 そして動線に沿って右を向くと ヤマボウシのある中庭の風景に出会います。 家の中を階段で移動する際も いつも庭の風景を楽しむことができます。 そして 断熱に影響のないことを確認したうえで壁をコンクリート打放しとし 無垢の木の質感とともに 素材の肌理を感じられる空間としました。 ![]() ![]() 村田淳建築研究室 2010年 07月 02日
コートハウスと聞くと
庭をぐるりと囲んだ 外に対して閉じたプランを思い浮かべるかもしれません。 この家の場合はそうではなく セミオープン。 コの字に中庭を囲いつつ かつ 開いた一辺をもうひとつの庭とつなげています。 それは 建て替えにあたって既存の桜を残すことで 中庭とは別の庭が生まれたから。 そして その桜が道路からも見えるように庭を道とつなげているから。 こうして 株立ちのヤマボウシを据えた中庭と桜のある庭 二つの重心を持つセミオープンなコートハウスが生まれました。 ![]() 村田淳建築研究室 2009年 10月 15日
陽当たりの良い南の庭は 子供たちの絶好の遊び場
浅緑色の若葉の中 やわらかい芝の上を元気に駆け回ります。 その庭と室内をつなぐのは 深い軒に覆われたウッドデッキ 建物に沿って雁行し ダイニングやリビングといった室内と 複数の場所で出入りできます。 だから頻繁に行き来し しかも広くあたたかいから おもちゃを広げたり寝ころんだり 部屋の中と同じように 自由に遊びます。 庭と家とが一体につながる住まいです。 ![]() 村田淳建築研究室 2009年 10月 07日
自分の部屋から いつも自分だけの空が見える
そんな毎日は ささやかだけどかけがえのない豊かさを感じさせます。 仕事に勉強そして家事 現代人の生活は何かとせわしない 目の前のものにとらわれ 周りを見やる余裕も失いがち。 でも たまに外の風景に目を転じれば 次第にリラックスし心が解放されるもの だから どのような外の風景を求めるのかを いつも設計の軸としています。 この家のまわりは 建物で囲まれています。 そこで 個室に囲まれたホールに明るいトップライトを設け 部屋に入る扉の上を透明な窓にしました。 青い空と流れる雲 自分の部屋が自分だけの空とつながります。 それと同時に 家族みんなの気配も感じられる窓になりました。 ![]() 村田淳建築研究室 2009年 10月 06日
一見するとそうは見えませんが ここは地下室
家族が集まる もうひとつのリビングとして使います。 地下室は気兼ねなく使え 落ち着いた雰囲気が良いのですが 工夫をしないと つながりがいまひとつ。 そこで スキップの構成で庭やリビングとの繋がりを求めました。 庭に面した大きなガラス窓から 半地下のリビングを通って明るい陽ざしが奥まで届き 見上げると 庭の緑が光を受けて輝きます。 建具を閉めれば リビングと独立した空間にもなります。 ![]() 村田淳建築研究室 2009年 10月 02日
大きなはめ殺し窓の向こうには 好みの木々を植えた庭
そよ風に梢がゆれ 降りそそぐ木洩れ日。 ふつうの家では 庭の風景を下から見上げることはまれですが この家のリビングは 地面よりも半階下げているため いろいろな角度で いろいろな高さで 庭とつながっています。 窓のすぐ外はハーブ畑ですから 花や実のなる姿を まさに目の前で楽しむことができます。 このようなリビングとなったきっかけは 家族が集まる場所を リビングとは別に地下に設けたいとの要望から。 半階ずれることで地下に光と風を導き 1階のダイニングとも結びつけます。 段々の家具はサブの階段で メインの階段とともに1階から地下まで ぐるぐると立体的に回遊できます。 大人の私ですら楽しいので ましてやお子様は。。。 素材と色合いを吟味した落ち着いた雰囲気の家ですが スキップフロアと回遊動線の組み合わせは 多様なつながりと 思いがけない楽しさを もたらしています。 ![]() 村田淳建築研究室 2009年 04月 28日
リビングから 中庭を見ています。
主木のヒメシャラの向こうには 和室 左側は浴室などの水廻りに面する廊下で 奥の玄関に通じます。 コの字型に中庭を囲む いわゆる コートハウスです。 建物に囲まれた半外部の中庭を通して 視線は奥まで広がります。 外からのぞかれる心配をせず 明るく開放的に暮らせるのは コートハウスならではの魅力。 時間の経過とともに 刻々と変化する空 揺れるヒメシャラの緑陰 ストーブで薪のはじける音 時間が ゆっくりと 過ぎていきます。 ![]() 村田靖夫建築研究室
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